aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

お腹の中のあかちゃんは、しゃべるし、見えるし、なんでも知っている、かも、という記録。

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妊婦さんや、赤ちゃんや、小さな子どもの整体が、
旦那は大好きだし、

私もそばで見ていて、とても好き。

 

どうやら、
お腹の中にいるうちは、
まだ宇宙みたいなところとつながっていて、

実は、
大人でも理解できないような、
まだ解明されていないようなことなんかも、
いろーんなことを知っている。

性別なんかも、
生まれるまでは、
男だとか女だとか、
まだまだ分けられたくなくて、
そういう枠のないところで、
のびのびと、
お腹の宇宙の中で育ちたい感じ。

この地球に産み落とされて、
ここ空気や水や、
 社会に触れはじめると、
必要のない情報や経験は、
どんどん忘れて、
ここで生きていきやすいように、
シンプルになっていく感じがする。

 

子どもは完璧な存在だけれど、
でも、
とっても不完全な存在として、
ゼロからスタートしたくて、

いろんなことを教わりたくて、
冒険したくて、
でも守ってほしくて、
だからこそ、
親の元に生まれてくるんじゃないかと思う。

 

ときどき、
私の経験を聞いてくださる方がいらっしゃって、
この間も、少し話したら懐かしかった。

ちょっとmemo。

 

妊娠がわかったとき。

「おとーさんはおもしろいからすき
 おかーさんはかわいいからすき」

という声が旦那に届いて、涙が出たのが最初。

 

それからも。

安定期に入って、飛行機に乗った時、
わたしが窓から外を見ていたら、
「うわー、たかーい!」と言ったり、

(わたしは聞こえないので、すべて旦那の翻訳)

 

ある日、
私が子犬を抱き上げて、かっわいー!!
と撫でまくっていたら、夫が言った。

「お腹の中で焼きもち焼いてるよ。
 『わたしのほうがかわいいんだから。
  みてらっしゃい!』って言ってる」

大きなお腹で、都井岬への階段を、
よいしょ、よいしょ、と息を切らして降りていたら、
「『キャハハハー!たのしー!』
  って大笑いしてるよ!振動が楽しいんだろうね。」

とか。

あの子の場合は、
とにかく散歩に行ってコールばっかりだった。

雨の日でも、嵐の日でも、いつでも、
「お散歩に行ってほしい!もっと散歩、もっと!!」

今日はさすがに勘弁して、とお願いして、
夫が教えてくれた体操をしてあげたりしてた。

 

すごく興味深かったのは。

お天気のいい日、
一人で砂浜をお散歩をして、家に帰ったとき。

私のお腹を見て、旦那が、
「ふぅーん、あ、そう。よかったね。」と、
相づちを打っている。

「サクサクって歩く音が気持ちよかった。 
 細くて長い白い雲がきれいだった。」

って、旦那に報告したらしい。

 

でも、びっくり。
わたしは、空に、細長い雲があったなんて、
ぜーんぜん気付かなかった。

遠くの船とか、波とか、
落ちてる貝殻は見ながら歩いてたけど。。。

私の目のレンズを通して、
わたしと、この子が別のものを見てるの?

おなかの赤ちゃんって、
お母さんの目を通して、外の世界を見てるのかも!

そりゃあ、長い映画を見たら疲れるし、
パソコンずっとしてたら、
お腹を蹴ってくるハズだ・・・

 

うちの子の場合は、

イヤなことがあると、
すぐお腹を蹴ってきてた。

 

ドライブの眠気防止に、
スルメを買おうとしたら、
思いっきり蹴ってきて、
それは食べないでー!
とか、

どこのだかわからないアサリを食べた時も、
痛いくらい蹴りまくってきた。
すぐにココアを飲んでほしいと言われて、
 飲んだなー。

ドライブが少し長くなってきても、
ガンガン蹴ってくる。

(今思えば、どれもこれも今のキャラそのまんま。)

 

夫の翻訳と、そんな経験から、
お腹の中の赤ちゃんの時間って、
大人の10倍くらいなのかな、
と思ったことがある。

 

大人が1時間くらいだしいいかな、と思っても、
その小さな小さな子にとっては、
10時間分くらいになってしまうんだから、と。

 

それからは、
できるだけ無理しないように気を付けるようになった、
のを覚えている。

 

ある晩、旦那が、整体論について、
いろいろ私に話してくれていたとき、
お腹の中から、
なんだか難しいけれど、
ものすごいカッコいいことを述べてきたこともあるよ。

 

旦那が、お仕事として、
妊婦さんを整体していても、
赤ちゃんはいろいろ伝えて来てくれます。

 

整体して、
お腹の中が広くなって気持ちいい、とか、
ひゃっほーい!とか、

家の中のあれをこうしてほしい、
ここを何とかしてほしい、って、
親に伝えてほしい、とか。

お父さんの声をもっと聞きたい。

こんなお母さんのところに来れて、
 すごーくうれしい。

踊るぽんぽこりんを歌ってほしい、とか、
(理由があります)

井上陽水の少年時代を歌ってほしい、とか。
(これも理由があります)

ああ、もう。
なんてかわいい。

 

わたしはもちろん、
胎児の言葉はわからない。

でも、新しい言語を学ぶみたいに、
夫の通訳を参考にしていたら、
自分なりにわかってきたよ。

 

言葉として伝わってきていなくても、
どんな赤ちゃんも、いつもなにかを伝えたいし、
お父さんお母さんが、大好きみたいです。

そして。
たとえ、赤ちゃんにとって、
快適な過ごし方ばっかりできなかったとしても、
大丈夫だと思う。

お母さんのことが大好きだから。

 

ちなみに、
わたしは、初産で、ザ・高齢出産だったので、
助産院では産むことができず、
クリニックでの出産でした。

細かいことをいろいろ言えば、
そりゃあいろいろあるけど、
でも、とってもいいクリニックだった。

自宅出産はあんまり興味がなかったなぁ。

 

そして。
出産のときの記憶で、
「痛かった」っていうのは、
おかげさまで、私はほとんどありませんでした。

そりゃあ普通に痛かったと思うけど、
それよりも、
体中にやってくる、
ドーン!ドーン!っていう、
ものすごい衝撃派に、ひたすら耐えていた、
という印象のほうが大きい。

出産後は、感動もあったけど、
一生分の便意が解消した、って感じでした。

2750gで小さく生まれたけれど、
生まれた直後からすこぶる健康で、

オッパイを一回にどれだけ飲んでいるのか、
を計られたとき、
(前後で体重を計る)
看護師さんが、何度も計り直したほど
 がっつり飲んでいて、
母子ともに、拍手をもらったくらい。

 

知らない土地に引っ越してすぐの、
妊娠出産。

ほとんど友達もいない状態で、
夫のこの通訳がとっても心の支えになった。

そしてなにより、
私と子どもの体調のことについては、
産前産後ほど、
整体師の夫に感謝したことはなかったなー。

 

経験豊富な先輩ママたちに比べたら、
たった1度の体験だけど、
思い返せて楽しかった。

 

もうじき幼稚園から帰ってきて、
カオスになること間違いない夕刻も、
なんとか乗り切れそう。

(とくにうちの子の翻訳については、
 夫の妄想もあるかもー。あしからずー。)