aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

ハッピーリトルアイランド

まっぴるまの日南海岸をドライブしながら、
「整体」っていう世界観があってよかったなぁ、
と思ったりした。
 
*
 
映画が好きだったことを思い出している今日この頃。
 
仕事をやりくりすれば、
(それなりにけっこう働いているつもり)
映画を見に行くことができる状況になってきた!
 
ということに最近気がついたわたし。
 
今日もバタバタしそうな日だったけれど、
行ってもいい気がしたので、
(院長?の許可も降りたので)
 
そのあとの4時間のすべてを夫に任せて、出発!
 
天空シアタージールへ。
 
今どきスマホも持ってない主婦にとっては
ワンコインで、外の世界が垣間見られる、
夢のような機会。
 
今月は、
「ハッピーリトルアイランド」と「幸せの経済学」。
 
社会派のドキュメンタリー映画(というの?)は
もうずいぶん見てなかったけれど、
なんだかちょっと懐かしかったー。
 
今のわたしには、すーごくいい機会だった。
 
「ハッピーリトルアイランド」は、
荒れ果てた都会を捨てて、
夢を持って、田舎の島で暮らし始めた若者の話。
 
「幸せの経済学」は、
かなりディープな内容の映画だったけど、
以前のように、
深刻な気持ちに浸らない自分がいた。
 
それは、
今の暮らしが、
自分のベースを作りつつあるからだな、と思う。
 
わが家と言えば整体院。
 
夫を柱に、わたしも、
整体の世界観の中にどっぷりいると言えばいる。
 
「まず体の声を聞こうよ」
 
「自然界で起きていることも、
 世界で起きていることも、
 目に見えないすべてのことも、
 あなたの体にちゃんと表れていますよ」
 
というような。
 
整体メガネをかけているようなものかも。
 
そんなわが家には、
1日に、3人とか4人のお客さんが、
毎日のように来てくださる。
 
うちのメガネも濃厚だけど、
みなさんも、
うちに負けないくらいの、
いろんなカラーの濃い濃いメガネをかけていらっしゃって、
本当におもしろい。と思う。
 
例えば、
整体的に見ると、
そういう選択はあり得ないー!ということでも、
 
いや、どうしても、
わたしはそちらを選びたい!
という人だってもちろんたくさんいる。
 
せっかくのそれぞれの世界観を、
おもしろがっている人はいいけれど、
楽しめないのはもったいないなぁ、
なんて思うけど。
 
でも、楽しくないことも、悲しいことも、
その過程をもがいて進むことだって美しいし。
 
これまでの時代のいろんな人たちだって、
なにかを良くしようと、
模索しながら進んできたに違いない。
 
その場所で、その時代にできる精一杯のことを、
いろんな人たちがチャレンジしてきたんだろうな。
 
今の時代にないものが、過去の時代にはあったり、
 
遠くのどこかにしかないと思っていたものが、 
 自分の足元にちゃんとあったり。
 
するかもしれないけれど、
 
過去の時代にはわからなかったことが、
 ようやく今、結果となって見えてくることもあるし、
 
今の環境ではわからなかったことが、
 そこを離れてみてはじめて見つかることだってある。
 
ともすると、
なにがいいのか、よくないのか、
なにをしたいのか、したくないのか、
なにが好きで、好きじゃないのか、
そんなことすらわからなくなりそうな
このゴチャゴチャの世界。
 
グローバリゼーションも、ローカリゼーションも、
エコもオーガニックも、グルテンフリーも、
これだからいい!
っていうのは最近どっちでも良くなってきてしまった。
(基本的に小麦を摂らない生活は、楽だし美味しいからしてるけど)
 
今日の映画を見た後も、混乱したり焦ったりすることなく、
 私なりの感覚があった。
 
それは、夫からの影響だったとしても、
いいかどうかは別としても、
わたしには整体メガネがあるからだな、と思う。
 
夫と2人、ああでもない、こうでもない、
と言い合いながら、確認しながら見えてくる風景。
 
ある悩めるお客さんから言われた。
 
「そんなふうに、
 旦那さんのしてることをおもしろがって、
 サポートできるのって、すごくいいよね。」
 
って。
 
ハッピーリトルアイランドの映画は、
わたしにとっては、「幸せを感じられる感覚」の話だった。
 
ギリシャの小さな島にだけじゃなくて、
きっと、ここにも、どこにでも作れる場所なんだろうな。
 
小さな田舎にある看板もない整体院。
 
小さくて狭い世界だけど、
ハッピーなときも、ハッピーじゃないときもあるけど、
いつでも幸せを感じていたい私のリトルアイランドは、ここってことかー。
そして。
やっぱりまた畑を起して種を蒔きたくなってきた。