aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

真夏のチェコ話。

また行きたい国のひとつだなあ。
チェコ
イゴール、懐かしいなぁ。
 
この暑い中、.
チャイコフスキーで踊りまくった後、
夫が急に語りだした。
 
こっちは、暑いしお腹すいてるし、
最初は、ふんふんふーん、
と生返事をしてたけど、
そういえば、
詳しく聞いたことがなかったその話。
夫が演劇をしてたころのこと。
もう20年も前。
 
夫が活動していたのは、
とりふね舞踏舎という舞踏団。
団長は、寺山修司の劇団員だった人なんだって。
夫が在籍中、
その舞踏団が、チェコの舞踏家から招待され、
プラハに、
ワークショップと公演に出向いたときのことを、
ちょこちょこ聞いたりしたことがあった。
 
路上でパフォーマンスをしたことや、
現地の女性と恋に落ちた友人の話とか、
ビールがめちゃくちゃ美味しかった話や、
滞在が1ヵ月近く経ち、
友人たちとキッッコーマンを求めて歩き回った話。
などなど。
 
ワークショップに参加したのは、
現地の学生たちだったけれど、
ひとりだけ、イゴールという、
 プロのバレエダンサーがいたんだって。
彼は、イギリスのロイヤルバレエ団の
 ダンサーだったというから、
日本でいえば熊川哲也
 
イゴールのバレエを見せてもらったとき、
夫は衝撃を受けたんだと。
見たことのないようなジャンプ力や、その美しさ。
人はこんなにも肉体の制限から自由になれるのか、って。
 
でも彼は、実は、
型どおりにしか踊れない
自分のスタイルに深く悩んでいたんだそうで、
過去にイギリスで見た、
日本からの舞踏団の自由な踊りに感銘を受け、
その舞踏団を母国、チェコ招待した、
ということだったんだそう。
 
彼は、夫たちのワークショップに学び、
一緒にステージを作ったんだって。
体を練りに練っていくことにほとんどの時間を使い、
動きは、抽象的なイメージを与えられ、
自分の感性や想像力に従って動いていく、
という感じらしい。
うむむむ。
わたしには理解できなさそうな奥深さ。
 
ある日。
仲間たちと練習前に、
カフェのようなところへ行った時、
イゴールが、
練習前というのにワインを飲んでいるのにびっくり。
「それはワイン?」と聞くと、
「これでエナジーチャージをするんだ♪」
とかなんとか言ってたんだそう。
「君たちも飲む?」
と言われ、
「さすがにワインは・・・」
とビールにしたそうな。
 
そんな国民的有名人と同席してる、
という理由だけで、
お店の人がビールをおごってくれた!
って、嬉しそうに話してくれたけど、
 
んー。
そこは、残念ながら、
ビール(原料小麦だから)じゃなくて、ワインだったよね。
今思えば、
昔から小麦アレルギーだった夫のオチでした。
「あー。 それで、あんまりダンスに集中できなかったのか。」
とつぶやいていた。
ダメじゃん!
 
とはいえ、
わたしにはその国のイメージはほとんどないけど、
ビールは美味しそー。
 
結婚してても、
いつも一緒にいても、
わざわざ語ったりしていないことがあったり。
わざわざ言わないほうがいいこともあったり。
お互いよく知らないことがいくらでもあるものですね。
 
30度を超える暑い時間に、
意識がもうろうとした頭で、
涼し気なイメージのチェコとビールを想像してみるのは、
なかなかよかった。
 
毎日恒例。
昼食前のダンス。
今日は、ビョークで踊ってもいい?
と聞かれ、
わたしが渋い顔をしたらしいので、
チャイコフスキーになったのがきっかけでした。
この間は、加山雄三で踊ってたよ。

暑い。

暑い。
暑い。
汗が出っぱなしで、眉毛を書き足せないくらい。
冷蔵庫にあるのは、
赤紫蘇のゼリーとか、
いただいたマンゴーとか。
夏にぴったりすぎでしょー!
暑いのに、
子どもの幼稚園のおやつ用に、
カントリーケーキまで焼いちゃって。
 
「また行きたい国のひとつだなぁ」
ってしみじみしてる夫を横に、
夏でもわたしは、芸術より団子だな。

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