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この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

朝の散歩と、梅と、休日。

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朝の散歩と、梅と、休日。

*

ぼくはこういう風にしかできないから。...
という人。

こどもが幼稚園にまだまだ慣れない4月のころ。

幼稚園の駐車場に着いたからって、
「いきたくない」という子供を、
すぐに置いてくることができない夫。

わたしはするけど。

泣き叫ぶ子をガッチリ受け取り、
そのまま預かることなんか、
もちろん慣れている先生たちに、

「ちょっと散歩してきます。」
と伝え、

不安そうにしている子どもをおぶって、
町の中をグルグルと、
20分でも30分でもお散歩していた。

どうして行きたくないの?

お友達と遊ぶのは好き?

先生に甘えてみたら?

と、
歩きながら背中にいる子どもと話をするらしい。

うん。
うん。
やだ。
いかない。
おとうさん、おかあさん、いっしょがいい。

と、最初は言っていたのが、
ちょっとずつ落ち着いてくるのか、
泣かずに幼稚園の門をくぐれたりしていた。

 

そのあとは、
はじめてのこともいっぱいで、
やっぱり泣くこともあったけど。

夫は。
話をしたり、お散歩したりしてるうちに、
あの子なりに気持ちの整理ができてくるんだよ。
という。

そういうもんなの?

それにしたって、
よし、行ってもらおう、となれば、
一番忙しい朝の時間に、
毎回毎回、
そんなふうに付き合ってる余裕も体力も、
わたしにはやっぱりない。

そんなけわけで。
わたしと子どもが二人で行った時より、
夫がいっしょに行ってくれた時のほうが、
圧倒的に成績がいい。

ぼくはこういう風にしかできないから、という。

まあ。
朝っぱらから、
のんきにそんな風にしてるのは、たぶんうちだけ。

だけど。
それがたまたまうちのスタイルというだけで、
きっとほかのお家も、
わたしが想像つかないような、
いろーんな愛情の注ぎ方をしてるんだろうな。

そして。
幼稚園にすっかり慣れた今。

朝はやっぱり少し不安になるのか、
たまに、いかない、と言ったりもする。

でも、
子どもの身体や無意識とお話ししてくれる夫は、

この子には、
この幼稚園が合っているのがわかっているし、
今日だって行ったほうがいいってことがわかっている。

なので、
家を出る前に、
虫取り網や、虫かごを持って、
家の周りをいっしょにお散歩する。

そうすれば、まんまとご機嫌。

なんてヒマな家族でしょう。

そんなやり方がいいのかどうかなんて、
ぜんぜんわからないし、

暇なのか、
子育てに慣れてないのか、
こどもに振り回されてるだけなのか、
なんなのかもよくわからないけれど、

わが家は確かに、
すべてがこんな風に回っている気がする。

夫はさぞかし、
いつもこんなに優しいかと言えば、
そういうわけでもなく。

研究者肌、というか、
オタクというか、
(芸術家というと喜ぶけど)
そのとき自分の視野に入ってこなければ、
隣で子どもが呼んでいようと
泣いていようと耳に入らず。

子どもがどんな風に起きて、
どんなふうに幼稚園へ行ったか、
ぜんぜん記憶にないこともあるし、
気にもとめない日もある。

わたしから見ると、
それが不思議でしょうがないんだけど、
彼はこんな風にしかできないんだから、
しょうがない。

この間の休日は。

突然、「梅を取ろう!」と言った。

お庭にあるけれど、
かなり枝が高くなってしまっていた梅。

高枝切りばさみを借りに行って、
逆に、もぎたて枇杷をもらってきたりして、
時間をかけてきれいに取ってくれた。

お!梅も視野に入ってたのか!
わたしはもうあきらめてたから、びっくり。

朝のお散歩も、
庭の梅の実採りも、
いつも(毎年)変わらずあるもの、
かどうかはわからないので、

毎朝毎朝、毎年毎年、
サプライズと感謝の連続です。

日曜日の今日。

午後、父と子は、
お気に入りのお船の公園へ。

いっしょにカニを探したり、
水遊びをしたり、
帰りにジューススタンドへ寄って、
ベリーのジュースを2人で1つ、
仲良く飲んでくるのも、
男たちの楽しみらしい。

お留守番になったわたしは、
「寝不足の顔してるから、昼寝でもして」
と言ってもらって
ゆっくりすればいいのに、

明日の給食用にカレーの準備をしようと思ったり、
晩ごはん用にキャベツを刻んだり、
掃除機をかけ始めたり、
梅仕事の本をめくったり。

確かに寝不足で、
行ったり来たりしてるわりには、
どれもたいして進んでないような。

わたしはこんな風にしかできないから、
しょーがないね。

 

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