aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

理由。

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こどもが、「ようちえんいかないー!」と泣いた理由。

*

朝、幼稚園の門を...
泣かずにくぐるようになってから4,5日目。

もう大丈夫だろー、と、
こちらもすっかり安心したころ。

突然、異変の起きた朝。

「ここイヤだ! いかないー!
 おうちかえるー!」

と、泣いた!

あー、ダメかぁ。
今日はそんな気がしたんだよな。

でもまあ、
私の気持ちがそれほどブレなかったので、
泣き叫ぶ子を、もう一度。
そのまま置いてきた。

実は。
その数日前から、
咳がひどく出はじめ、

夜も、
何度も起きては苦しそうに咳き込み、
あんまり眠れていなかった。

その日の朝は、
咳のし過ぎで、
朝ご飯をぜんぶもどしていたし。

やっぱり。
まだ完全に幼稚園に慣れたわけでもないのに、
体調も万全じゃないんだから、
不安で心細かったかなぁ。

こういうときは、
休ませるべきだったかしら。

やはり揺れる母心。

でもまあ。
元気だし食欲はある。

こんな日に、
家に私とふたりでいたら、
どっちも不機嫌になって、
母子ゲンカがヒートアップするだけに決まってる。

だから、
幼稚園に行ってよかったのよ。

と言い聞かせつつ、
ひとり帰宅。

すかさず夫が聞いてきた。
「今日も大丈夫だった?(機嫌よく行った?」

それがさ。。。泣いた!
と話すと。

「そうかー。
 んー。
 そうだったかー。」

と、神妙なおももち。

(あ、やっぱいけなかったかしら。
 そんなにいけなかった?・・・)

「朝、俺があんなこと言っちゃったからなぁ。
 しまったなぁ。

 『 こどもが幼稚園に行ってくれると、
   家の中が あんまり汚れないから、
   朝の掃除が 楽だ。 』

 なんて。
 本人のそばで言っちゃったからなぁ。

 だからスネたんだなぁ。
 そんなところだろなぁ。」

そう言いながら、
本気でうつむいている。

そうなの?
うそでしょー。

まあ、でも。
そうなんだー。

わたしの母親目線としては、
体調悪いからでしょー、
と思うんだけど。

男同士としての、
父親目線が入ると、
そういう理由も入ってくるのかー。

おもしろいなー。

まあ、
こどもは何でも聞いていて、
なんでもわかってる、とも思うから。

それもあるのかもね。

といいつつ、
私の中までは、
その説はあんまり採用されていない気がして。

わたしって、
けっこう現実的なんだなと気づいたわ。

うちの夫は夫で、
そう。
そういう感じなんだよね。

動物や植物と、
いろんな会話をするのが得意で、
おなかの中の赤ちゃんや、
まだおなかに入る前の魂とか、
生まれたての赤ちゃんともお話をしたりする。

そういう、
純粋な存在たちの、
純粋な感覚や感情を、
わたしにも、
そのまま翻訳してくれることがたまにある。

うち子が生まれた直後からもずっと、
そんなこと、赤ちゃんが気にするの?
そんなこと言うのか?
と思うようなことを、

夫が、
ホントかウソかわからないけど、
通訳しつづけてくれている。

それが、
わたしは本当はすごく好きで、
そういう機会を楽しみにしてるはずなのに。

いつの間にか、
こどもが大きくなるにつれて、

わたしってば。

雑念とか煩悩とか?
常識や世間体などなどのメガネで、
こどもを見始めているのかもなー。

こどもなんだから、こうでしょ。
まあ、こういうもんでしょ。

って。

ちなみに。
幼稚園の先生は。

「こどもにはよくあることですよ。
 横隔膜がね、強く反応してね。

 勢いよく食べられるうちは大丈夫ですよ!」

と言い。
わたしは、やっぱりそうですよね、と思い。

それでも、
頑張って(もないと思うけど)幼稚園で過ごせたことを、
とても褒めてくれた。
わたしがうれしい♪

泣いた本人は。

お迎えに行けば、もういつもの顔。
泣いたのは朝だけで、
ふつうに遊んでいた模様。

でもやっぱり、
咳も出るし、
私がいると甘えっぷりが激しくて、
勘弁してほしいくらい。

でも。
そのあと、
お友達の家に遊びに行けば、
やっぱりよく遊び、
みんなのおやつに
なんの遠慮もなく手を伸ばしていた。

こどもが幼稚園に行きたくない!
と泣いた理由は、
彼なりにいろいろあるだろう。

大人たちの推測も、
どれもこれも、
少しは当たっているのかも。

たぶん。

常識や世間体にまみれようと、
主婦や母親の感覚も、
やっぱり大事なはずー。

純粋で野性的な、
お父さんの視野だって、
かけがえのないものに違いない。

ベテランの幼稚園の先生の話だって、
とっても心強い。

なにより。
ようちえんに行きたくない!
おうちがいい!
という、
本人の表現はたぶん一番大切なもの。

でも。
今はまだ、
この時代のこの社会に、
どんなことがあるのか、
ほとんど体験したことのない3歳児。

幼稚園に行きたくない理由も、
まだうまく表現できず。

そんなとき。

だからこそ、
わたしたち、親の勇気が、
ちょっとだけ必要な時もある気がする。

押す勇気も、引く勇気もきっとどちらも。

いつもいつもいつも、
こどもの気持ちを最優先してあげられたらいいけど、
そうできたら、
と願う気持ちもあるけど、

こどもと同時に、
わたしだって、夫だって、ハッピーがいい。

だから。
必ずいつもベストにできなくても、

できる範囲で。
あんまり無理しすぎないで、
ベターな選択をしていきましょう。
と夫はよくいう。

その言葉を
そのまま返したくなることもありますが。

まあまあ。

きっと、
それぞれみんなが、
その人なりに、
こどものことを愛してるんだから、
現実がどんなふうだって、
大丈夫、と思う!

こどもたちー!
大人たちの
いろんな思い込みや、空想や、誤解や、
夢や、希望や・・・
そういうものが、
現実や事実を作っている
かもしれない、
この世界を、
なんとか楽しんで泳いで行ってくださいな。

たぶん、ホントに。
たいしたことない小さいことなんだけど、
わたしにとっては、
ちょっとした事件でした。

*

おばあちゃんちまで、
船で行きたい?
飛行機で行きたい?
と聞くと・・・

「ロケット!」
と言ったからか。

数日後、
わたしの妹が、
自室で密かに作り上げていた、
巨大ロケット!

段ボール臭とガムテープ臭が、
懐かしく、
けっこうキツイけど、
こういうの、
大人でもワクワクするわー。

これで、
宇宙経由で行けたら楽だなー。
楽なのか?

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