aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

感情表現に。

 

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 いつだったか。

...

一生懸命ごはんを食べている、
子熊みたいなわが子を見ながら、
夫がつぶやいた。

「人間になるための練習をしている
 動物を飼っているみたいだ・・・。」

まったくです。

怪獣から、
子熊くらいになってきた、
うちの小さな人。

幼稚園に通いはじめたら、
人の子らしくなってくるんでしょうか。

それも寂しいような、
うれいしような。

それにしても。
子どもの欲求って、なんて無限大。

3歳を目前にした現在。
まだまだ、
時も場所もタイミングも選ばず、
欲求に超ストレート。

ずいぶん落ち着いてきたとはいえ、
それでも。
どうしても叶えたいことがあれば、
泣く!泣く!叫ぶ!

*

子熊: おかあさん!
    ストロー!
    ストローがいい!!

私 : え”?
    要らないよー、そんなの。
    そのまま飲めばいいじゃん!

夫 : 出してきてやるよ。
    どこにあるの?

私 : いいよ。
    ストロー出したって、
    またなにか言ってくるだけだから。
 
子熊 :ストローがいいー!!(泣)
    フェーン!!(大泣)
    ストローが、だいすきなのー!!!

・・・へぇ。

大好きなのか!
そんなに好きだったのか。
じゃあ、出してきてあげるよ・・・。

となった、先日の私。

*

他にも。

わたしが猛スピードでお料理をしていると、
たいてい台所にやってきては
足元にまとわりつく。

危ないから!
あっちいってて!

夫も、
「あぶないよ!こっちおいで!」

フェーン!!(泣)
さみしかったのー。
おかあさんのところにきたかったのー!!!

そうだったのねぇ。
ごめんねぇ。
(ガシッ!ハグ!!!)

*

今日は。

子「くつー!
  くつぬぐー!
  エーンエーン!
  ギャオー!!!」

自分で脱げー!

(子どもを車の後ろに乗せて、
 わたしも運転席に座ったのに、

 わたしにもう一度車から降りて、
 自分のところまできて、

 靴を脱がせ直してほしい!
 という欲求。)

ちょっと!!
よく聞いて!
あのね。

急いで車に乗ったの!
ここは風が強くて、花粉がすごくて、
また外に出たら、
お母さん目がかゆいし痛いし、
悲しいの!!

子「・・・・・。ごめんね。」

うん、いいよ。
 
子「おかあさん、(ボク)ねる。」

いっぱい遊んで、
眠くって甘えたかったんだねー。

*
そして。
夜、いっしょに布団に入ると。

「おかあさん、ごめんね。
 おこってごめんね。

 おかあさん、
 おこっちゃだめからね。
 わかった?
 
 おかあさん、だいしゅき。」

んー。
はい、すいませんでした。
おかあさんも、だいすきだよ。

どうやら、
子どもはいつだって、先生だ。

*

覚えている言葉の数が少ないから、
ということなのかもしれないけれど、

自分がそんなことになってしまった理由や、
自分の感情を、
こんなにもわかりやすく、
まっすぐに表現できるなんて。

ちょっと感動する。

幼いからなのか、
うちの子が単純だからなのか。
そういう時期なのか、
男の子だからなのか、
男がそういう生き物なのか。

すごいなぁ。

大人になるほど
いろんな都合がやってくる。

さりげないかけひきとか、
気持ちのさぐりあいとか、
本音と建て前とか。

そういうことを身につけたら、
世渡りは上手になるのかもしれないけれど。

うれしいとか、
楽しい、とか、
ありがとう、とか、
そういうことと同じくらい、

寂しかったよとか、
悲しいんだよとか、
ごめんね、
ってことを、
ちゃんと伝えられる人になってね。

うちの夫がそんな人。

最初わたしは驚いた。

大の大人が
自分の気持ちを包み隠さず、
そんなふうに伝えてきてもいいわけ?

あ、いいわけかー。
それで誰かに迷惑かけたりはしないのか。

なんてシンプルなんだ。
自分はできないけれど。

と思った。

でも、
夫と暮らすようになって、
(歯の金属をぜんぶ取ったこともあってか!?)
わたしもちょっと慣れてきた。

夫や子供ほど
ストレートにはできないけど、

いつのまにか、
自分の気持ちをはぐらかしたり、
なにかのせいにしてみたり、
そういうことが、
ようやくようやくよーやく、
ちょっと減ってきた気がする。

んー、実際はどうでしょう。
自分ではよくわからないけれど。

この小さな人は、
夫のそんないいところ(たぶん)を
今のところ
ちゃんと受け継いでいる。

大きくなっても、
自分の気持ちを
素直に伝えられる人になってほしいし、

そういうことを
言いやすい家族でいられたら、と思う。

もちろん。
反抗期だって、
思春期だって来るだろうし、
来ればいいさ。

そしたらきっと、
コミュニケーション取りづらくなるんだろうなー。
腹も立ったりするんだろうなー。

あ。
それは今だって同じだ。

いやー、子育てってすごいことだ。

でも。
この時期のこんな記憶が、
きっとずっと、
わたしを支えてくれるのかもしれない。

忘れっぽいし
飽きっぽいわたしが、
ちゃんと覚えていられたらいいんだけれど。

日々のこといっぱいいっぱいと、
軽いとはいえ、
 じわじわ来る花粉症。

いつもとちょっと体調が違えば、
それだけでもう、
意識なんかどっか遠くへ
飛ばしてしまいたいくらいなのに、

それぷらす、
はじめての幼稚園の準備で、
なんかもう、
なにがなんだかわからない日々。

自分の親はどうだったんだろーなー、
ってやっぱり思うね。

どうだったとしても
感謝せざるをえず。

この。
あるときは怪獣で、
あるときは子熊で、
あるときは天使みたいな、
このとびきりパワフルな小さい人が、

元気いっぱい走り回って、
笑って、
叫んで、
転んで泣いて、
いっぱい疲れて、
いっぱい食べて、
ちゃんとよく眠れるといいなと、
やっぱり。
願わずにはいられない。

幼稚園がはじまるまで、
毎日毎日。

今日はどこに放ってやろうか、って、
アメニモマケズ、
花粉ニモマケズ、
わたしもけっこう楽しんでるよ。
ありがとうね。

って。
わたしが。
この人が大きくなっても、
ちゃんと言える大人になろう。

*

おやつ。

なんかもう、
グルテンフリーとかさ、
そんな大騒ぎしなくてもー。
という気分の日。

材料、芋 のみ。
   
こういうの、
オシャレなレシピ本には絶対ないけど、
一番美味しいね。

 

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