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aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見える風景のことなどなど。

世界一のグルテンフリー弁当

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午後から電車で出張の夫へ。

世界一のグルテンフリー弁当。
これでどうだ。

...

駅まで歩けるところに住んでいるからか、
電車で食べるお弁当を作ることが多い。

家族でおでかけ。
出張の夫へ。
治療に出かける妹へ。
などなど。

おにぎりが好き。
他の人が作ったおにぎりも好き。
並んでるおにぎりが、本当に好き。ラブ。

もうずいぶん前。
仲が良かったおばちゃんの作るおにぎりが、
しっかりまとまってるのに、
中は夢のようにふわりとしてて、
食べるとほろり。
味もいい塩梅で。
いつもいつもそうで。

どうやったらこんなふうに握れるのか、
どうしてもどうしても知りたくて。

自分のこぶしを差し出して、
これを握ってみてください。
と言ったことがある。

「んー。適当よ」
とか言いながら握ってくれた。

細かいしわのあるやわらかい手で、
とっても優しい感じはあったけど、
やっぱりよくわからず。

「子供を産んだ人の手は、
 おにぎりが美味しくなるって言うけどね」
って言っていた。

子どもを産んでない人のだって美味しいし。
わたしもそういえば生んだはずだけど、
どうなんだか。

あのおばちゃんの作るおにぎりに、
近づけてるかどうか、
もう比べようもないけど、
夫は。

「お弁当ありがとう!
 めちゃくちゃ美味しかった!
 今まで食べた中で一番美味しいお弁当だった!
 俺、本当に幸せだなぁと思ったんだよ!」

と。
なんて答えたらいいかわからないくらい、
ベタ褒めしてくる。

夕方。
わたしは台所で一番忙しくしてて、
ババッと集中してやっちゃいたいときに限って、
すり寄ってきて、
そんなことを言う。

忙しいので、
適当に返事をすると、
シュンとしてどこかへ行ってしまうので、
追いかけて話を聞くけれど。

夫は、感情表現が派手。
世界一最高!か、
この世の終わりか、
どっちかなので、
これはいつものこととして。

できれば品種改良の少ない、
甘くないお米を求めているわが家。

最近、ご縁のあったササニシキを食べました。
大分で育った自然栽培のもの。

ものすごく美味しかった!
お米らしい甘味もちょっとはあるけど、
甘すぎなくてさっぱりして上品で。

5キロだけ分けてもらえて、
あっという間になくなった。
甘くないお米だと、ごはんだけで進む。

子どものお米離れは、
お米が甘すぎるからって聞くけど、
本当だわ、と、
夫と子どもを見てるとそう思う。

ハッピーヒルもいいけど、
ササニシキもやっぱりいいなぁ。
どこかで作ってないかしら。

あ。
そういえば。

夫が私のおにぎりを
大げさに褒めるようになったのは、

おにぎりにするご飯に、
梅酢を少し混ぜるようになってからかも。

あとはいつもどおりだもん。

梅酢もエライ。
おにぎりもエライ。

それで、
世界一のグルテンフリー弁当!

沢庵は、長野の友だちの美味しいやつ。

友だちもエライ!
わたしもちょっとはエライはず。

救われた夜。

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救われた。
この町の人が好き。

夜、いまいち眠れない日が続いて、
なんだか疲れすぎちゃって、...
どうしてもご飯が作れない、
ということにした夜。

まずい。
チビ怪獣が出現してしまった。

日中元気に遊び過ぎて、
夕方眠ってしまい、
さっき起きた、子ども。

寝起きはたいてい、機嫌が悪いと決まっている。
ことが多い。

行けるかな。
いやいや。
今日だけはいやだ。
作れないものは作れないんだ。
ひさしぶりに外食したいんだー。
意地でも出かけてやるー。

なんとか出かけたけれど、
お店の駐車場には着いたけれど、
どんどん激しく泣く、騒ぐ・・・。
うるさい・・・。

適当に注文して、
どうしてもダメだったら、
詰めてもらって帰ろう。

と。
少し落ち着いたかな、というところで、
お店に連れて入った。
ものの。

みんなが見てるテレビを消せだの、
バナナを持ってこいだの。
せっかく出てきたお料理を片付けろ、だの、
隣の人が食べてるあれが欲しいだの。
なにか言っては泣き叫ぶ。

もうダメだ。
うるさ過ぎるし、意味不明すぎ。

夫が外に連れ出そうとしたとき。

「気にしなくて大丈夫ですよ。
 かわいいですよ。」

という声。
隣の席のお母さん。
もうずいぶん大きな娘さん二人と一緒。

「気にしないで。そんなときもあるから、ね。」

そんな声で我に返ったのは、私。

その後も、
なんやかんや騒がしいうちの子に、
あったかい目線を送ってくれる。

それでも、と、
ちょこっと散歩に連れ出してみたりして、

だんだん落ち着いてきた怪獣が、
やーっと人の子の意識を取り戻し、

ごはんを食べ、
おかずを食べ、食べ食べ食べ・・・・
食べ終わるころには、別人。
超ご機嫌。

バイバーイ!タッチ!
なんて、お店の人に言っていやがる。
これだから。

隣の席のお母さんが
食事を終えて、席を立つとき。

「すいませんでした。」

というと、

「いえいえ。
 そんなのも今だけなんだから。 

 うちもそうだったし、みんなそうよ。
 いつもご機嫌ってわけじゃないもんね。

 子どもが手が離れて、
 ちょっと自由になったと思ったら、次は孫ですよ。
 
 今がかわいいから。
 大丈夫ですよ。
 頑張ってね。」

でかい目線だー。
なんという安心感。

いっぱいいっぱいになりそうだった
 わたしたちだけじゃなくて、
周りの空気まで一気にゆるんだ。

「優しい言葉をかけてくださって、
 本当にありがとうございました。」

夫も私も、どれだけ救われたか。

そこまでして外食したのがよくなかったのか。

いや、わたしだってけっこう頑張ってる。
たまには、
わたしがワガママ言う番が来たっていいじゃないか。

いつもだったら、
子どもが寝起きでギャーッとなったとき、
手に負えない場合は、
落ち着くまで平均20分間ほど、
かなり!うるさいけれど、
適当に発散しててもらう。

その後に、しっかり抱っこしてあげたら、
後はケロリとしてるんだから。

そこを今日は、
ちょっとだけ無理して外に出たから、
こんなことにはなったけれど、
こんなあったかい目線に会えた。

いつか私がもっとおばちゃんになったら、
あんなふうに、
頑張ってる若いお母さんたちを、
さりげなく応援できたらいいよな。

今日も。
公園にはたくさんの親子連れ。

その中に、
子どもたちと本気で一緒に鬼ごっこしたりして、
笑っている大人たちがいて。

いい町だな、なんて、
また思った。

子どもって親だけが育ててるんじゃないんだった。

4月からはこの怪獣も幼稚園。

ますますいろんな人たちの、
いろんな形の愛情に触れていくんだろう。

怪獣だけど、
やっぱりかわいくて、
とってもいい子。

わたしも、
いろんな形の愛情に救われて、
すやすや眠る怪獣の寝顔に救われて、

ギリギリでいっぱいいっぱいの今日も、
また終わり。

この町にもいろんな人がいて、
わたしたちだってやや変わっていて、
まあいろんなことがあるけれど、

南国のこの町が日に日に好きになっていく。

まだまだ寒いけど、
春はすぐそこな気配。

 

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このお弁当を。

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今日のお客さんへのお弁当。


今から空港へ迎えに行って、青島で食べる!

信州で農家をしてる友達と子ども。

 

みっちり整体を受けに、と、
わたしに!会いに来てくれる。

 

遠方からわざわざ夫の整体を、
というのも嬉しいし、
わたしのお客さん、というのが、
やっぱりやっぱり嬉しいんだ。

 

わたしはもしかしたら、
彼女のお料理が一番好きかもしれない。

 

ある寒い季節。
信州の山奥のイベントに出ていた、
シンプルな豆のスープを飲んで、
これ作った人と知り合いになりたい!
と、思ったのを覚えてる。

今回は。
夫の夢にもわたしの夢にも
出てこなかったけど、

 

わたしのピンチとか、
落ちてる時が、
離れていても、
ぜんぜん連絡を取っていなくても、
彼女にいつもわかってしまう。

 

ちょうどそんなときに、
奇跡のタイミングで、
元気な野菜や加工品が送られてくる。

 

やっぱりねー。
という。
不思議なご縁。

 

アルプスの見える場所で、
旦那さんといっしょに、
ガンガン畑へ出て、
3人の男の子も、
赤ちゃんの時から畑でどろまみれになって、
ご近所さんから、
犬かと思った!
と言われるほど。
元気で明るい家族。

 

毎日毎日野菜に触れて育てて、
野菜が育つ自然の変化の中にいて。

 

彼女のお料理は、
一品一品、
ジャガイモなら、ジャガイモ、
豆なら豆、
人参なら人参、
と、どのお皿も、
野菜がソロで主役になっていることが多い。

 

わたしはどこかでいつも、
それを意識している気がする。

 

子育ても。
腹が立つときは感情的に怒ったり、
でも、
反省して、
子どもの顔を見てごめんね、と謝ったり。

 

長男の赤ちゃんの頃を覚えているけれど、
いつもご機嫌で、にこにこして、
土がついていて、
本当にかわいかった。

 

それも、私の中にいつもある風景。

 

親が、楽しんで本気で仕事をして、
そこに、
でっかい愛があって、
とびきり美味しいご飯があったら、
怒ったって泣いたって、
喧嘩したって、
次には笑っちゃうから、
こどもは絶対大丈夫。

 

彼女の家族を見て、
わたしはいつもどこかでそう信じている。

 

2泊3日なんかアッという間じゃん。

でも、
近くに暮らしてた時よりも、
ずっと長い時間一緒に過ごせる。

 

離れてると、
そんな不思議な時間がやってきたりして、
楽しみ。

 

天気もいいぞー。

バレンタインディ キッス

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バレンタインデイ キッス ♪!!
と。ノリノリで歌う夫。

なのに。
どうやらサビしか知らないし、
誰の曲かも知らなかったらしい。

わたしより少々若いしね。

にしても、サビだけで、
よくそれだけテンション上げてく。

焼いて、焼いて、
また焼いているここ最近。

お菓子を作ってる時間なんか、
たぶん本当はないので、
家の中のなにかが、
または、
こどものなにかが、
ほったらかしのまま、ではあるけれど。

時間なんて、きっとそんなふうに作るもの!?

そして。
寒いっていい。

オーブン使いたくなるし、
お料理したくなるのがいい。

夏の台所はからきしダメ。

あんまり寒いのも、
早起きできないし、足腰に堪えますが。

小麦粉フリーのレシピにすっかりハマり、
とうとう、
どうしても我慢できなくなった、
まるくて小さいものの魅力。

ドーナツ。

で。
それじゃあ今日は、と。
家にあったココアを。

昨日、スーパーへお魚を買いに行ったら、
手作りお菓子コーナーに女子たちが。

お。
バレンタインデー!

ペン型の容器にチョコクリームが入っていて、
先を切ってにぎれば、字が書けるアレを、
女の子が手に取っていた。

それ、懐かしー。
なんて書くんだろう。
かわいいなぁ。

わたしも。
子どものころやった、やった。

最後は、直接チューって吸って食べるの。

そのころいったい、どなたに何を作ったのか、
さーっぱり覚えていないけれど。

今日は。
夫と、こどもと、妹に。

米粉とひえ粉を使って。
豆乳の代わりにココナッツミルクを。
今日は卵入り。

プロのパティシエのレシピも、
ベジタリアンのレシピも、
マクロビオティックのレシピも
グルテンフリーのレシピも、

ぜんぶの垣根をとっぱらっていくのが
わが家流。

台所でのオーダーメイドは、
超ややこしー!
と、最初は思ったけれど、

ある意味。

ひとりひとりが持ってる大切なものを、
たぶん、本人よりも尊重し、
自分をハッピーに生きようよ、
という夫の仕事。

の。
台所に立つ、
これが私の仕事なのかもな。

それが、おもしろい。
すごく。

グルテンフリーのお菓子も、
いやいやー、こんなにも美味しいのか、
と思うし、

もちろん。
例えば。

市内にある、
世界一のパティシエさんのお店のケーキも、
たまには贅沢に食べちゃいたいなー、と思う。

外をぐるりと見れば、
選択肢があまりにもたくさんあり過ぎて。

うちくらいでもちょーどいいか、
と思うし。

選ぼうと思えば、
いいものも超いっぱいある中から、
自由に選べるなんて、
幸せな時代だなーと思う。

バレンタインのおやつも、
自分でてんこ盛りに持った白いごはんも、
おなじ勢いで食べる、うちのチビ怪獣。

目が点になるわ。

みんな、たくさん食べてくれてうれしいよ。
だからわたしがハッピーだったバレンタイン。

 

昨日のきれい

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昨日のきれい to 冒険のこと。
宮崎の野菜もきれいだー。

野菜をこんなにたくさん、
立方体に切れるなんて。...
こどもが大きくなってくれた証拠。

もう!コラー!
って思うのと同時に、
ありがとう!
って思う。

*

夫がよく言われることのひとつに。

「そこまで!?」
「いくらなんでもそこまではちょっと・・・」

っていうのがある。
よくある。
わたしも言っちゃう。
最近はあんまり言わないけど。

そっか。
この人は、探検家だなと思った。

多くの人が踏み入れない、
踏み入れたいとも思わない、
いろんな場所へ、
無邪気に出かけていく。

行ってはコケ、
行ってはお腹をこわし、
それでもちゃんと、
そこに暮らす人の心にどっぷり触れて、
ものすごい宝物を見つけてくる。

今暮らしている場所だって、
使い慣れているものだって、
いつか誰かが、
 はじめて発見した場所で、
いつかどなたかが、
 初めて作ったものばかり。

きっと。
そのどなたかも、
え?!そこまでするか?
まさかそっちに行くのか?
めんどくせー奴。
とかなんとか言われながら!?

探検とまでは言わなくても、
そんな、
ちょっとした旅みたいだな。

ここ最近のわが家の
ちょっとした大きな旅。

グルテンフリーも、
歯の金属を取るのも、
ヴィパッサナーも(これは妹だけだけど)。
卓上スモークも!?

聞いたことはあったけれど、
行ってみて、
また行ってみて、
もう一回行ってみて、
それまでいた場所と比べてみて、

あっちもいいけど、
こっちはやっぱ、これがいいよねー、ってなる、

感覚とか、景色とか、暮らし。
とか。
わが家は整体メガネなので、
体調と気分の違いも。

旅をすると、
いいところだな、と思うのと同時に、
そこに暮らしたくなってしまう私。

夫がせっせと開拓してくれるあれこれに、
最初は遠くから、
え”!?
また、そんなとこー?
と言いながら、

なんだかなんだ、
かなり快適に、
かなり美味しく暮らしている。

おなじ場所を旅して、
その人たちなりにやっぱり気に入ってしまった、
みんなといっしょに、
美味しいものを食べながら。

夫は。
趣味は悪くなさそうだよ。

旅も好きだけど、
旅しなくても、
日常が少々冒険チックな旅だらけ。

野菜のきれいなキューブを見てたら、
なんかそんなことを思った。

僕じゃないでしょー。
冒険好きなのはきみだよ!
僕を冒険させてるのはあなたでしょう。

と、夫はよく言いますが。

んー。

世界中の美味しいものは食べたいなー。

 

 

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英雄がやってくる。

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今日来られるお客さまに。
お花見はまだちょっと早いから、
海見弁当、かな。

その人はなんと。...
夫とともに歴史を大きく変えた人物で、
超がつくほどの英雄。

夫のほうは、
技術や仕組みを提案したひとなので、
表舞台には出ず。

彼を一目見たいという方があふれて、
わたしたちのところまで、
たどり着けるかどうか・・・

鷲とダチョウを掛け合わせたような
乗り物に乗ってやってくるんだそう。

というのは夫の夢。

未来の話だそうで。

夫はといえば、
半分記憶喪失で、
周りの人からは、
「まるで元現代(今くらいの時代)
 の人間のようだ。」
と言われているんだけど、
自分では、
その状態をすごく楽しんでいるんだって。

夫が風邪の熱に
うなされていたときに見た夢。

SFのような、
でもどこか妙にリアルな、
その壮大な夢物語を詳細に聞かせてもらった、
私と妹と子ども。

ものすごーくワクワクして楽しかった!

その英雄が、岐阜からやってくる。

わたしは何年ぶりの再会だろう。
楽しみです。

ゆめものがたり。

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これはゆめものがたり。
というのは、夫のことば。

南米を夫と旅していた時、
どうしてわざわざこんなところまで来たんだ?
といろんな国の人たちに聞かれた。

整体の研究と、
わたしたちの過去生のルーツをたどる旅です、
と説明すると、

興味を持つ人と、
過去生や生まれ変わりは信じない、
 という人がいた。

むしろ、信じない人のほうが多かった。

日本人はたぶん、
自然に生まれ変わりを意識している人が
多い気がするけれど、
欧米の人たちはそうじゃない人も多いのか、
と思ったのを覚えている。

先日。
子どもを丸一日、
夫に預けた日の夜。

夫がちょっと楽しそうに話しはじめた。

あのね、
俺とway(子どもの愛称)は、
兄弟だったことがあるみたい。

ぼくの守り神様が、北上して海へ行きなさい、
っていうから、行ったんだよ。

今日、遊んでいたその海辺は、
室町時代のころ、
僕たちが、
船で立ち寄った場所だったみたい。

スペインからの船で、
スペインの医者だった僕たちは、
皇族のひとたちの治療をするために、
来たんだって。

20年間日本にいたんだけど、
外国人を追い出す運動が大きくなってきて、
スペインへ帰って、
結婚して、
それなりに幸せな人生だったみたい。

俺が、厳格な兄で、
wayは、繊細な弟で。
ずいぶん仲が良かったんだって。

いろんな過去生でのつながりがあるうちの
たぶん、ひとつなんだけど。

急に映像が見えてきたんだよね。

 へぇ!
 そして、なんとわたしも少し出てきた。

 わたしは、
 地位はあるけれど、
 それゆえに自由のない身の女性だったそうで。

 わたしも、彼らの治療を受けていたんだそう。

スペインの地図上のある場所と、
地名が聞こえてきたから、
調べたら、本当だった!

日本の歴史を調べても、
そういう記録があるみたい。

おもしろいなー。
なんか、肩の力が抜けた。
父親としてこうあるべき、
っていうのがどこかにあったけど、
兄弟感覚でいいんだ、と思ってさ。

だって。

その話を聞いて、
もちろん私も、おもしろーい、と思い、
兄弟でもいいけど、
今は今。
ちゃんと保護者でもあってね、と思い、
やっぱりねー、とも思った。

だって。
どうみても兄弟だし。
第一子、第二子、って感じ。

子育ての大変さやコツを、
わたしは、子どもがお腹に来る前に、
夫から経験で学んだ、と本気で思っている。

もちろんもちろん。
彼氏として、
夫として、
整体師として、
お父さんとして、
尊敬してるから、感謝してるから、愛してるから
一緒にいるわけなんですが。

それと。

その話を聞いた次の日。
なぜか突然、
わたしの肩の力まで、すぅーっと抜けた。

それはなんていうか、
ホントに音がするみたいな抜け方で、
あれれれれ・・・。
って感じだった。

ハッとした、というか。

わたしは、
過去生のいろんなことに、
ものすごく興味があった時期もあったけど、
今はそうでもなく。

むしろ。
どっちでもいいじゃん、もうそんなの。
結局今を大事に生きてれば。
くらいに思っていた。

楽しいのとか、おもしろいのとかは、
聞いてて楽しいから好きなんだけど。

ハッとしたというのは。

わたし、
きっと、
ものすごく不自由だったんだ、
というのを、
なんだかものすごくリアルに感じられたこと。

そして。
わたしが今、
この世で一番苦手なのは、
たぶん・・・不自由なことだ。

状況や環境、体の調子とか、常識などなど
いろいろ含めて。

自分の思い通りにならないことや、
納得できないやり方に合わせることが、
ものすごくものすごくストレスで、
そうとうわがままだぞ、これは、
ということが、
年月を重ねるごとに、
嫌というほどわかってきてた。

制限や型や枠があっても、
そこに理由があって、
ことわりがあって、
そのことが腑に落ちれば、
むしろ大好きなんだけど。

その過去のころは、きっと、
食べるものにも、着るものにも、
なんにも困っていなかったんだろう。

でも。
きっと、
好きなときに
好きなところへ行ったり、
会いたい人と会ったりすることが、
思うようにできなかった人生だったんだ。

お金があって、
きれいな服を着てても、
自由じゃないことが
すごく苦しかったんだろうなぁ。

だからかー。

今。
お金はたくさんないけれど、
いちおう生活はしてるし、
そういえば、今、すごく自由なんだった。
日々いろいろあっても、
ようやく自由になったんだった。

そこまでかー、というほど
自由な人と結婚してしまったし。

すぐに買えないものもあるけど、
だいたいは、
好きなものを食べて、
(いいものだけは食べてるぞ)
好きな服を着て、
ふらりと車でどこへでも行けるし、
好きなところに住んで、
好きな友人に会って、
好きな時に少々家出もできて、
旅行までしてる。

きっとこれからもそうだ。

お金がいっぱいあって、
しかもめちゃくちゃ自由!
っていうのもやっぱいいよなー、
と、
よだれが出そうになることもあるんだけど。

一番の条件が、
お金があることじゃなくて、

自由で楽しくて元気に生きられること、
だったんだー。

そういうことが、
頭ではかなりわかってたつもりだったけど、

あの瞬間に、
幕がはらりと落ちたように、
ちょっと景色が変わってしまった。

こんなことがあるんだなぁ。

それと同時に、
心の凝り固まったところが、
ふわぁっと溶けた。

そこが固まって冷たくなっていたことに、
やーっと、気づいた。

なんだったんだー、
っていうくらいすごく楽になった。
まあ、他にいろんなことがあるけど、
少なくともその部分は。

こんういうのは、
夫の治療法のひとつでもある。
それも、整体以外のなにものでもないという夫。

必ず、体と合わせてみていく。

それが治療上必要な場合か、
それを受け入れられる体の器が整ってから、
ということらしいんだけど。

思いがけず、
わたしに効いてしまった。

体は、時間がないなりにも、
ちょくちょく見てもらっている。
そして、
長いスランプから抜けた感のある、今、
ようやくその話を聞いて、
なにかがスコン!と
ハマっちゃったってことなのかなぁ。

まあ、わたしのことだから、
これからも、
なんだかんだ、
お金、どっかから降ってこないかなー、
なんて、
思ったりすることもあるんだろうけど。

ゆめものがたり、ですから。
どうか、からかわないでくださいませ。

*

写真は、
宮崎オーガニックフェスで、
素敵なティピーの前で、
米粉のから揚げを食べる小さい人。

最初は人の多さに戸惑っていたけど、
だんだん乗ってきて満喫。

わたしも、たぶん子どもも、
もうちょっとだけ遊びたいな、
と思っていたら・・・
子どもの後をついていた
お父さんが池に落ちた!

わたしが気づいたのは、
笑って池をツンツンしている子どもの近くで、
全身、池に浸かり、
大の字になっていたシーン。

もちろんびしょぬれ。
この真冬に。
もちろんあわてて引き揚げました。

帰りの車は、
全裸にポンチョと帽子で、
震えながら、
家まで頑張って運転してくれましたよ。

仲のいい兄弟です。