aotateru

この町がいつのまにか自分の場所になってきている。わたしと、ちょっと風変わりな整体師の夫と、わたしたちのところに降りてきた、とてもとても元気なこどもとの暮らし。どんどん流れていく日々を、風景を、ちょっと待った、と切り取ってここに大切に取っておこう。整体のこと、グルテンフリーのこと、子どもといっしょに見えてくる風景のことなどなど。

はじめに。

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aotateru 。

もう何年前のことだったか。
宮古島をレンタカーでドライブ中。
真っ青な海と、真っ青な空の中へ

車ごと飛んでいきそうな景色の中。

あなたって、aotateru megumi なんだね。
と、友人がわたしのなまえのことをそう表現してくれた。
それ以来なのか、
それまでもなのか、
自分の名前がますます好きになった気がする。
子どものような夫と、
怪獣のような、プーさんのような子どもと一緒に、
ジェットコースターのような日々。
立ち止まるひまなんてなくても、
いろどりいっぱいの日々であれたらな、と思う。

整体師で落ちぶれたら、探偵になれるのかどうか。

整体師で落ちぶれたら、探偵になれるのかどうか。

 

車で指を詰めたとき、の整体と、
レンタルのDVDをなくしたとき、の整体のこと。

 

*

おもしろかったからmemo。

ほかでもない、昨日の私。

 

夕方。

車から降りて、
よそ見をしながら運転席のドアを閉めると、
そこにはまだ、わたしの中指が残っていて。。。

軽く打っただけだわ、というのは思い違い。

 

あっという間に、痛みが強くなってきて、
指がパンパンにふくれてきた。

なんとか家まで帰ったけれど、
ひさしぶりにヤッチマッター、な感じ。

 

おそるおそる、旦那に打ち明けると、
見るなり「痛そー!」って眉をひそめてる。

整体師なのに、
ふだんは、痛いのとか痛そうなのが大嫌い。

 

いや、ホントに痛い!
触られるのもコワイ!
痛くされそうでこわいー。

 

「やるなら、できるだけ早く処置しないと。
 整体してもしなくても、僕は、どっちでもいいんだよ。」

 

そういわれると。お願いします・・・。

 

冷えた手で、触れられるだけで痛いけど、
我慢して、触診されること数分。

 

「わかった!
 我慢できるギリギリの熱いお湯に浸ける!」

 

えー!なんで?

「熱いお湯で、炎症を促進して早く治す!」

 

んー、説得力あるけど痛そー。
や、やります。

 

洗面器になみなみの熱々のお湯。
最初は、痛みと冷えで無感覚。

でも、しばらく浸けてたら・・・
あ!きもちー!!
痛くない!
ずっと浸けていたい気分。

パンパンの腫れもちょっとだけ収まってきた感じ。

 

すごーい!

 

「え? なに? すごい? うれしい?

 もっと言って!もっと!」

 

はい。すごいー!

お湯からあげて、もう一度診てもらうと。
「なにか、情報が来てる」という。

「なにかクリームを塗るといいんだって。
 動物性のものでも、植物性の油でもない・・・家の中にはない。
 あ、ピリカレで出してるイタドリのクリームだって。
 今ないから・・・ココナッツオイルでいいって」

 

オイルをベタベタに塗ったけど、やっぱりまだ痛いし、
指にまつわる変な夢まで見たしー。

 

だけど今朝。


起きてみたら、もう普通に使えて、
みるみる良くなってる感じがする。

すごい。ありがたいー。

(この処方は私の場合で、状況や人それぞれによって違います)

 

そして。

今朝の夫の任務は。

わたしが、どうしても見つけられなかった、
ドラえもんのDVDを探すこと。

返却期限は今日!

 

電気と暖房を消して。
「目をつむって、強くイメージしてみて」

んー。
こんな感じだけど、色までは思い出せないな、
まあ、なんとなくイメージ。

 

「わかった!」
とほほ笑んで、自信満々な顔で、勝手口から出て行った。

と思ったら、DVDを片手に帰ってきた!

車の後部座席の下、の奥に落ちてたらしい。

 

よかったー!すごーい!

ずっと探してたのに見つからなくて、
いくら払わないといけないんだろう、とか、
旦那には内緒にしとこうかな・・・
なんて憂鬱になっていたところだった。

 

「すごい? ねぇ、すごい? 僕、すごい?
 なくしものは、第〇チャクラ、第〇層!」

ほー。
よくわかんないけど、今日はホントにすごい!

 

探偵になれるじゃん!
整体師として落ちぶれても!

 

と言ったら、
「落ちぶれたら、こういうこともできなくなるんだよ」
と笑った。

 

なるほど。

いろんな感覚や能力が落ちちゃったら、そうだよね。

こういう良いお仕事ができるための、
 日々の衣食住の環境なんだなー。

わたしの毎日の並々ならぬ協力と努力の甲斐が、たまには?

あってよかった。

 

それから。

懲りずにまた、
素朴な別のアイデアを提案してみた。

 

ねぇ、埋蔵金とか、掘り当てられるんじゃない?

 

また爆笑してる。

 

埋蔵金かぁ。掘り当てられるかもね!

 できたとしても、
 掘り当てたい、という人が、
 そのお宝か、それを持っていた人のことを
 よく知っていたらできるかも。
 
 それから。

 その動機が、純粋で、
 その人の気持ちがきれいで、 
 そのお宝を持っていた人のことを大切に想って、
 のことだったらできると思う。」

 

んー。
そんな人いないかも。
少なくとも私はダメそうだ。

 

 「『あなたの探し物見つけます』って書いとく?」

 

いろんなゴチャゴチャしたものを
 まとっているときの人は
そういう情報も見えてきづらいんでしょう?

 

「そうなんだよー。
 僕の力不足ではあるんだけど、
 それだから、うちは看板出せないんだよな。」

 

まずお宝!じゃなくて、

そういうのを、
整体を通してひとつずつはがして、
その人の中にある宝物を光らせていきたいのが、この人の整体だった。

 

それと。
すごいとしたら、それはこの夫じゃなくて、
その人自身で、その人の体が何でも知っていて、
いつも教えてくれているってことを、
思い出してほしい、という整体。

 

埋蔵金は、とうてい見つけられなさそうだし、
ギャンブルだって絶対にズルはできないし、
させてもらえないんだけど、
なんか安心した。
夫の整体がそういう感じで。

 

は。
そろそろDVD返しに行かなくちゃー。

 

まあ。
もし、探偵になる、なんて言い出したら、
 わたしが真っ先についていけないし、 

 

DVDがない事件とか、
うちではしょっちゅうだし、

もうちょっと頑張ったら、
自分でも見つけられたかもしれない。

急に大金なんか手に入ったら、
簡単に心が落ちぶれそうなのは、きっと私です。

ハッピーリトルアイランド

まっぴるまの日南海岸をドライブしながら、
「整体」っていう世界観があってよかったなぁ、
と思ったりした。
 
*
 
映画が好きだったことを思い出している今日この頃。
 
仕事をやりくりすれば、
(それなりにけっこう働いているつもり)
映画を見に行くことができる状況になってきた!
 
ということに最近気がついたわたし。
 
今日もバタバタしそうな日だったけれど、
行ってもいい気がしたので、
(院長?の許可も降りたので)
 
そのあとの4時間のすべてを夫に任せて、出発!
 
天空シアタージールへ。
 
今どきスマホも持ってない主婦にとっては
ワンコインで、外の世界が垣間見られる、
夢のような機会。
 
今月は、
「ハッピーリトルアイランド」と「幸せの経済学」。
 
社会派のドキュメンタリー映画(というの?)は
もうずいぶん見てなかったけれど、
なんだかちょっと懐かしかったー。
 
今のわたしには、すーごくいい機会だった。
 
「ハッピーリトルアイランド」は、
荒れ果てた都会を捨てて、
夢を持って、田舎の島で暮らし始めた若者の話。
 
「幸せの経済学」は、
かなりディープな内容の映画だったけど、
以前のように、
深刻な気持ちに浸らない自分がいた。
 
それは、
今の暮らしが、
自分のベースを作りつつあるからだな、と思う。
 
わが家と言えば整体院。
 
夫を柱に、わたしも、
整体の世界観の中にどっぷりいると言えばいる。
 
「まず体の声を聞こうよ」
 
「自然界で起きていることも、
 世界で起きていることも、
 目に見えないすべてのことも、
 あなたの体にちゃんと表れていますよ」
 
というような。
 
整体メガネをかけているようなものかも。
 
そんなわが家には、
1日に、3人とか4人のお客さんが、
毎日のように来てくださる。
 
うちのメガネも濃厚だけど、
みなさんも、
うちに負けないくらいの、
いろんなカラーの濃い濃いメガネをかけていらっしゃって、
本当におもしろい。と思う。
 
例えば、
整体的に見ると、
そういう選択はあり得ないー!ということでも、
 
いや、どうしても、
わたしはそちらを選びたい!
という人だってもちろんたくさんいる。
 
せっかくのそれぞれの世界観を、
おもしろがっている人はいいけれど、
楽しめないのはもったいないなぁ、
なんて思うけど。
 
でも、楽しくないことも、悲しいことも、
その過程をもがいて進むことだって美しいし。
 
これまでの時代のいろんな人たちだって、
なにかを良くしようと、
模索しながら進んできたに違いない。
 
その場所で、その時代にできる精一杯のことを、
いろんな人たちがチャレンジしてきたんだろうな。
 
今の時代にないものが、過去の時代にはあったり、
 
遠くのどこかにしかないと思っていたものが、 
 自分の足元にちゃんとあったり。
 
するかもしれないけれど、
 
過去の時代にはわからなかったことが、
 ようやく今、結果となって見えてくることもあるし、
 
今の環境ではわからなかったことが、
 そこを離れてみてはじめて見つかることだってある。
 
ともすると、
なにがいいのか、よくないのか、
なにをしたいのか、したくないのか、
なにが好きで、好きじゃないのか、
そんなことすらわからなくなりそうな
このゴチャゴチャの世界。
 
グローバリゼーションも、ローカリゼーションも、
エコもオーガニックも、グルテンフリーも、
これだからいい!
っていうのは最近どっちでも良くなってきてしまった。
(基本的に小麦を摂らない生活は、楽だし美味しいからしてるけど)
 
今日の映画を見た後も、混乱したり焦ったりすることなく、
 私なりの感覚があった。
 
それは、夫からの影響だったとしても、
いいかどうかは別としても、
わたしには整体メガネがあるからだな、と思う。
 
夫と2人、ああでもない、こうでもない、
と言い合いながら、確認しながら見えてくる風景。
 
ある悩めるお客さんから言われた。
 
「そんなふうに、
 旦那さんのしてることをおもしろがって、
 サポートできるのって、すごくいいよね。」
 
って。
 
ハッピーリトルアイランドの映画は、
わたしにとっては、「幸せを感じられる感覚」の話だった。
 
ギリシャの小さな島にだけじゃなくて、
きっと、ここにも、どこにでも作れる場所なんだろうな。
 
小さな田舎にある看板もない整体院。
 
小さくて狭い世界だけど、
ハッピーなときも、ハッピーじゃないときもあるけど、
いつでも幸せを感じていたい私のリトルアイランドは、ここってことかー。
そして。
やっぱりまた畑を起して種を蒔きたくなってきた。

 

埃だらけのコーヒーミル

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埃だらけのコーヒーミル。

 

わたしまで、

これは子どものおもちゃだと認識しかけてた。

アブナイアブナイ。


コーヒーを弾いて淹れる!

こんなことを忘れてた。

いつぶりだろう。

 

なんて自由な気分。

 

子育てって、体もだけど気持ちも忙しい。

だけど。

コーヒー一杯を淹れる、なんていう贅沢な時間がなかった。

ってだけじゃない気もする。

 

日本一美しい村で、

ちょっと素敵な珈琲屋さんで働かせてもらっていたころ。

楽しかった。すっごく楽しかった。

いろんなことを教わったなあ。

 

あれから何年?

時間をかけて、わたしの自由な時間と感覚が、

ちょっとずつ戻ってきた証拠かな。

 

あの頃と違うのは、

ノンカフェインを飲むことが多くなったこと。

 

やかんをのぞくお湯の温度や、豆の細かさ。

挽きたての豆の香り。

思い出すいろんなこと。

 

きっとそのすべてが、

あのころとは同じじゃないけれど、

 

この町でも、お気に入りの珈琲屋さんを見つけて、

自分で豆を挽いて、淹れて。

 

その立ち上がってくる香りに、

ふわぁっとなるのはやっぱり同じでした。

 

この一杯を飲んだら、ミルをきれいに拭いておこう。

平凡なお正月

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「今年も、みんなが健康で、楽しく過ごせますように。」

と願った後、

あまりにも平凡なセリフに、我ながらびっくり!

 

これって、
わたしが子どものころ、
うちの母が、
よく初詣なんかで言ってたことだ。

七夕の短冊とかにも書いてたり。

 

あれって、こんな気持ちだったのかー。

だってもう、それに尽きる。

そっからしか、なんにもはじまらない。
とくにわが家は。

 

大きな願いも希望も、みんなその次。

 

そして。

子どものころに、
仕方ないなー、めんどっちいなー、
と思いながら手伝っていた
父の門松づくり。

そんなことが、
いつの間にか
体のあちこちに沁み込んでいて、
今では、
作らないではいられなくなっている。

今年は、いまいち気持ちが乗ってこなかった
お正月の準備。

 

門松なぁ。

今年はどうしようかな、今年はもういっかなぁ、
なんて迷いながらも、
近所のおじさんところに行ってみたら、

すぐに竹を切って、
きれいに斜めに切るところまでしてくれた。」

 

「あんたは、親が遠いんやから、 
 遠慮なんかせんでいいんやぞ。

 野菜がなかったら、
 大根くださーいって来ればいいんや。」

ちょっと、そんなこと言われたら、
泣きそー、おじさん。

お言葉に甘えすぎちゃったりして、
怒られたら、超こわそーなおじさんなんだけど。

 

持ちきれないくらいの野菜も、
目の前で掘り起こしてくれて。

野菜を2往復、
3往復目に、やっと竹を持って帰って、
そこからは、ひとりで完成。

 

その後も。

みんなのおかげで、いろいろ揃った。

 

お餅つきもすっごく楽しかったし、
(黒米100%とか、緑米100%とか♪)

他にも、
とびっきりのお餅や美味しいものが届いたり。

年賀状はまだ一枚も書いてないし、

おせちも、今年は黒豆しか煮ていない。

年が明けてやっと作った大量の筑前煮は、
3日食べてもまだ残っている。

 

でも。

コスパ最高のいつもの宿で、
(新鮮な地魚の、密かに自然派のお料理が付いて、
  一泊2食で5,000円だよ)
ゆっくり紅白も見れて、
エレカシにちょっと涙したりして、

初日の出なんか見ないで、寝坊できたし、

連日の、
いろんな海での凧あげも、
筋肉痛になるくらい夢中になっちゃって、
超ー楽しかった!

風をさわってるみたいで感動した。

子どもも、終始笑い転げてて。
かわいかったー。

そんなコロコロな子グマみたいな3歳児も、
家族の一員、という感じになってきた。

 

「今までで一番楽しいお正月だったなあ」

なーんて平凡なセリフを、
夫までつぶやいている。

 

お正月ボケ?

いえ。

やっとここまできた、この家族。
やっと。
やっと。

さて。
きっとまた、ここから。

 

新年の抱負、なんてわたしにはいつもない。

 

強いて言えば、今年も、
気の向くまま、本能のまま?
思ったとおりやってくだけ。

 

それからやっぱり。

自分と、家族と、
そこにつながるいろんな人たちが、
みんな、
元気でハッピーでありますように。

 

今年もきっと、
ハラハラドキドキ、
いろーんなことと出会えるはず。

楽しみであり、

お正月くらい平凡でホントよかったー。

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幼稚園が好き。

幼稚園が好き。

うちの子どももそうだと思うけど、

母親のわたしが。

子どもが通っている幼稚園が、なんだか好き。

そこは、幼稚園バスがない。

 

あったらいいのにな、ってはじめは思ってたけど、

親に、わざわざ園まで足を運んでもらうのがねらいだ、

というのを聞いて、それいいじゃん、と思った。

 

園の様子や、他の子どもたちの様子も見てほしい、ということ。

 

今、まんまと、それを満喫してる私。

 

朝、たまたまおなじ時間に登園してくる子たち。

だいたい顔ぶれはおなじ。

お、今日は泣いてる。

「珍しいですね。あー、そこで転んじゃったんだー。」

双子ちゃんは今日もおそろいの服がかわいー。

「行ってらっしゃーい。」

 

その親たち。

「おはようございまーす。」

「今日は泣いてないね!えらいね!」

「大きくなったね!」

と声をかけ合ったり。

 

おじいちゃんや、おばあちゃんが送り担当の家。

車の中でうとうと眠っちゃった子を起こしてる。

 

先生たち。

今日もお元気そうで。

あ、あの先生はちょっとお疲れかな?

お気に入りの先生が出て来てくれたー。よかったね。

 

などなど。

夕方は夕方で、

わたしの姿を見るなり、猛ダッシュで駆け寄ってくるうちの子ども。

「〇〇くんのおかーさーん!」

「あのね、こんどね、あそびに来てね」

と声をかけてくれる子たち。

 

んー、かわいすぎる。どの子も本当にかわいい。

 

夕方は、少しだけ、先生とお話しすることもできるのもいい。

一日の子どもの様子を、教えてもらえるのも嬉しいし、

「今日もありがとうございます!」だけでも、直接伝えらるのもいい。

 

完全な自然派でもないけれど、ガッチガチに園の方針があるわけでもない。

なんてことない、小さな町のひとつの幼稚園。

 

でも、日本で一番素晴らしい、と、

私はそれはそれはおおげさに、ひそかにそう思っている。

 

 

 

 

 

長老がくれたクリスマス。

 
わたしは、この集落の人たちがなんだか好きで。
 
引っ越してきたばかりのころ。
 
夫が、家の周りを歩いていると、
はじめて会った人から、
仕事のことより、「趣味はなに?」と聞かれた、
と言って驚いていた。
 
こんな田舎に、
とつぜん遠くから引っ越してきて、
変わった整体院を営んでいるわが家。
 
看板も出さず、
歌や奇声?が外に丸聞こえなこともあるし。
 
なにをやってんだか、って、
さぞかし怪しまれているんじゃないか、
と思うけれど、
 
あたたかく放っておいてくれるご近所さんたち。
 
それでも何人かは、
整体を受けに来てくれたりします。
 
その中のひとり、
穏やかで、ゆっくりと話をする、この集落の長老。
 
大きな集会などで、
議論が荒れてまとまらないときも、
最後は彼の、鶴の一声で、
みんなが静かになる、という。
 
えびはらよしえさんのライブのときも、
「妻と一緒に行きますよ」
と言ってくださった。
が、当日、すーっかり忘れてしまってたそうで、
翌日、CDを買いに来てくれました。
 
今年。
 
今年も、お世話になったみなさんに、
挨拶にいきたいなぁ、と、
今年はとくに、しみじみ思ったので、
信州から届いたりんごをもって、夫と回った。
 
長老のお家へ。
 
「りんごはいいですね。」と言ってくれた後、
 
「おたくの〇〇くんに、これをね、
   持っていこうと思ってましてね。
 
 うちの孫が小さいころは喜んでいましたよ。」
 
と言って、指さしたのが、
庭木にかけられていた、ライト。
クリスマスっぽい、
庭をライトアップする長ーい長ーいやつ。
 
でもそれが、点かないところが多いとか。
 
夫は、沈黙。(そんなの要らない、という顔。)
 
「クリスマスは・・・今日でしょう?」
 
私「えっと・・・クリスマスは昨日ですね。」
 
「これ、後で、お宅に持っていきましょうか?」
 
私「あの、夜、子どもを連れて見に来ますので!」
 
「持っていきますよ。」
 
私「見に来ますのでー!・・・ありがとうございます!」
 
そうして、夜。
 
長老は静かに、わが家にやってきた。
 
コードがからまりまくったライトと、
延長コードのセットを台車に乗せて。
 
まず、コードをとにかくほどくところから。
 
夫はまたしても無言で突っ立っている。
ほとんど手伝いもしない。
 
「これ、明日の朝どうやって片づけるの?」
なんてつぶやいている。
 
一方、子どもは、ただのコードだけでも大興奮。
 
寒空の下、かれこれ30分。
なんとか適当につなげて、ようやく点灯!
 
子「すっげー!!」
 
夫「お??・・・いいじゃん!」
 
私「ほらー!新鮮でいいね。」
 
こうして。
わが家の庭が、ほんのちょっとだけど、
まさかのライトアップ。
 
1日遅れのサンタクロースのように、
長老も満足そうに帰って行かれました。
 
家の中から見ても、いつもと違う雰囲気。
 
今日もクリスマスみたいでいいね。
というと、
 
夫は「長老が今日、って言ったら今日なんだよ!」だって。
 
妹「あっちの商店街でも、まだふつうに
  クリスマスソングがかかってたよ。」
 
だそう。
 
1日くらい、どちでもいいじゃないか。
 
そして、長老の言うことは聞いてみるもんです。
 
このようなのんびりした町で、
のびのびと整体をさせていただいていることに、
あらためて、ありがたいなーと感謝。
 
子どもの幼稚園もあと2日間。
 
その間に、お正月の準備らしいことが
どのくらいできるかなー。
 
できないだろうなー。
 
でも。
 
久しぶりだったご近所さんとも
お話しできたりして、
これもひとつの、わが家のお正月の準備、ということに。
 
年内中くらいは、ライトアップしちゃおかなー。
 

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